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鉱物ラジオ [日々のこと]

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鉱物ラジオ作成中。電池が要らないラジオがあるなんて、しかも手作りできるなんて知らなかった。しかもしかも、小学生でも簡単に作れるなんて!私は写真を数枚撮っただけで作る過程はみていなかったが、小学6年生が説明書をみながらひとりで作れるほど簡単。

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完成後に早速アースにつないでラジオを聞こうとしたみたいだけど、うまく受信できなかったらしい。その後放置。もう1週間もリビングのテーブルの上におきっぱなし。この鉱物ラジオは大ちゃんが注文したものだった。その成り行きはというと・・・・内容をまとめて書こうと思ったけど面倒くさくなったのでそのまま転載。(以下大ちゃんのFBより)

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「北欧の地誌」という授業で今学期は「北欧の世界遺産」論を講じています。毎回、授業の前半はアドリブで受講生たちに「話を聞きたい世界遺産」を選ばせ、それについて僕がありったけの蘊蓄を語り尽くし、授業の後半は学生たちのグループで選んだ世界遺産について、スウェーデン語やデンマーク語で書かれた情報に根拠を求めて調査をすすめさせる…という感じでやっています。
今週はスウェーデンの「ヴァールベリの無線局」について聞きたいというので、そこにあるスウェーデンとアメリカを結んだ超長波無線発振器を開発した著名な発明家・技術者Ernst Alexandersonの事績(テレビの開発も彼の手によるところが大きい)や、こういう設備を必要としたスウェーデンからアメリカへの大量移民時代の話(スウェーデンに親を残して片道切符が当たり前だった)をしたのですが…「育った時代が違うとこうも話が通じないものか…」と実感したのがラジオや無線通信の話。
いまやラジオはインターネットで聞くのが当たり前になってしまっている訳ですが、FMやAMはまだしも…SW(短波)放送のことをほとんどの学生が知らないというのには驚きました。(僕が子供の頃はロシアの音楽が聞きたくてモスクワ放送とかかぶりつきだったのに。)ちなみにヴァールベリにあるAlexandersonの超長波送信機は電子式短波放送が実用化される前の大陸間無線通信を可能にした装置で、現在でも毎年7月第一日曜日のAlexanderson dayには、実際にこの機会を稼働させ、アメリカのアマチュア無線家たちはそこから発信されたモールス信号を受信することが恒例になっています。(Youtube上でGrimetonとかAlexanderson dayとかで検索するとたくさんの動画があがってきます。)
さらに驚いたのは、この話をした時にアマチュア無線の話をほぼすべての学生が知らなかったことです。昔は世界中の人と国境の垣根を越えて話そうと思ったら、それぐらいしか手段はなかったというのに。僕は、父がアマチュア無線の免許をもっていて無線通信をするのが趣味の一つだったこともあり…小学生の頃には鉱物ラジオだとかハンダゴテを握って一緒につくっていた経歴をもっています。そんな僕が「旧世紀の遺物」なのか。という次第で、そもそも無線で通信をするというのはどういう仕組みによるものなのか教えこもうと、先ほど小学6年生になる息子むけに簡単な鉱物ラジオ・キットを注文してしまいました。
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